院長ブログ:わたなべ耳鼻科のアレルギー検査

いつも大変お世話になります。今は花粉症がとても辛い時期ですね。今回、アレルギー検査に焦点を当てて、当院での検査、考え方をお話しします。

そのくしゃみ、鼻のむずむず・・・何のアレルギー?自分にぴったりの検査を選ぼう!

「最近ずっと鼻がムズムズする」「ペットを飼いたいけれどアレルギーが心配」など、アレルギー検査を受けてみたいと思うタイミングは人それぞれですよね。

当院では、患者様のご要望やライフスタイルに合わせて、いくつかの検査方法をご提案しています。今回は、アレルギー専門医の視点から、検査選びのポイントをわかりやすく解説します。

1. 「今日中に結果を知りたい!」そんな方には指先からの簡単検査

遠方からお越しの方や、何度も通院するのが難しい方、小さなお子様など、「何に対してのアレルギー反応があるか幅広く知りたい」という方には、指先から少量の血液を採るドロップスクリーン検査がおすすめです。

  • 41種類のアレルゲンの反応を当日中に知ることができます。
  • 非特異的IgE(アレルギー体質の強さ)や特定のアレルゲンを詳しく調べるには不向きです。

こちらの検査は準備や測定にお時間をいただくため、ご希望の方は時間に余裕を持って、お早めの時間帯にご来院ください。

2. 「より詳しく、正確に調べたい」大人の方には通常の採血

しっかりと原因を特定し、アレルギーの強さ(特異的IgE抗体値)を数値で詳しく知りたい大人の方には、腕からの通常の採血によるView39や項目検査(オーダーメイド検査)をおすすめしています。

  • 多くの項目を一度に調べたい方はView39をお勧めします。ご自身の体質を深く知ることで、より効果的な対策や治療につなげることが可能です。
  • 特定の症状があり、治療を検討されている場合には医師の判断により項目検査を行います。

3. 「症状はないけれど、念のため調べたい」もOK!

「今は特に症状はないけれど、これからペットを飼いたいからアレルギーがあるのか知っておきたい」といったご相談も大歓迎です。

アレルギー検査は、今の困りごとを解決するだけでなく、将来の安心のための「準備」としてもご活用いただけます。気になることがあれば、お気軽に医師へお伝えください。

【大切なお知らせ】1歳未満の離乳食前のアレルギー検査について

当院では、「もうすぐ離乳食が始まるから、念のため事前にアレルギー検査をしておきたい」という1歳未満のお子様への検査は、原則としてお断りしています。

お子様は成長とともにアレルギー体質も変化しやすく、検査結果が必ずしも発症と一致しないため、陽性となった食品を食べたからといってアレルギー反応が必ず出るわけではありません。むしろ必要な栄養を摂取する機会を損なう可能性があるため、まずは少量ずつ食べてみて、もし赤みや痒みなどの症状が出た場合に、最適なタイミングで検査を行うのが一番確実で、お子様への負担も少なくなります。

わたなべ耳鼻咽喉科 院長

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