小児のいびき
症状は?
・日中の眠気
・多動
・行動の異常・学習障害
・食事摂取不良・体重増加不良(扁桃腺が大きい場合)
などがおこる事があります。
原因は?
・口蓋扁桃(こうがいへんとう)肥大
・アデノイド肥大
・鼻炎・副鼻腔炎
・鼻中隔(びちゅうかく)わん曲
などが原因となる事があります。
検査は?
問診にて症状や睡眠の状況について確認の上、鼻や口の中の診察を行います。
アデノイドの大きさを確認するため、鼻から内視鏡検査を行うことがあります。
その際、体が動くとうまく診察できなくなるために、一時的にお子様の体を抑えさせていただく事があります。
治療は?
①保存的治療
基本的には、点鼻薬を用いて鼻の炎症の治療を行い、症状が改善するか様子を見ていきます。
②手術的治療
保存的治療では効果が無く、いびきや他の症状を繰り返す場合手術による治療を検討します。
具体的には、“アデノイド切除術” “口蓋扁桃摘出術”という手術です。手術は全身麻酔で行う必要があります。
乳幼児でも可能な手術で、大多数は手術により大きく改善する可能性があります。アデノイドや扁桃は年齢が進み身体が大きくなるにつれて小さくなる可能性がありますが、小児睡眠時無呼吸症候群は、放置すれば成⻑・発達に障害が出る可能性が高いため、早めに対処する為に手術を勧めさせていただく事もあります。